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レンジャーシステムズ事業紹介 ~わくわくする通信の未来を切り拓く~

はじめに

当社組織はプラットフォーム事業部、IoT事業部、管理部の3部門で構成されており、プラットフォーム事業部では主に通信インフラ関係のシステムインテグレーション、IoT事業部ではBLEセンサーやゲートウェイ、顔認証カメラ等のデバイス開発を行っております。

この回ではプラットフォーム事業部の事業内容をご紹介します。

「わくわく」文化

当社ではMVNOやISPといった通信事業者を中心に、様々な企業のネットワークインフラ構築、運用を支援しております。

ただ、初めから広く事業を展開していたわけではなく、少しずつ信頼を頂きながら今日に至っております。

本題の前に少しだけ当社文化である「わくわく」を紹介します。

恐らく、当社に信頼を置いてくださる方が持っているイメージはほぼ例外なく以下ではないでしょうか。

  • 逃げない
  • ハイタッチ
  • 声がデカい ※一部のメンバー

お客様との挨拶は大きな声で、問題に遭遇しても最後までやり抜く。一見すると簡単そうですが、これが出来ないベンダーも少なくないと思います。

ハイタッチは… COVID-19以前は出社・退社のタイミングで社員全員がハイタッチする文化がありました。お客様先やデータセンタ等の現場でも気にしていなかったため、初見のお客様には驚かれるのですが、耐性(?)が付いてくるとプロジェクト中盤あたりからは参加して下さる方もいます。

「レンジャーと仕事をするとわくわくする」と言っていただけることが当社の励みであり、この「わくわく」を少しずつ増やしながら成長してきました。

楽なプロジェクトはありませんが、このように人間関係を通じてプロジェクトを楽しくすることはできる。と、当社は考えます。

MVNO支援

「格安SIM」として国内でMVNOが認知され始めた頃から、当社はインフラの構築や保守だけでなく事業者間調整も含めた総合的な支援を提供しております。

当初は技術体制を持たないMVNOへの支援が中心でしたが、昨今では大手のMVNOからも相談いただく事が多く、中でも当社が得意としている領域は以下です。

  • DPIを用いた帯域制御やゼロレーティング
  • PCRFやAAAを用いたユーザ認証とプラン制御

前者はサンドバイン社の装置を活用することで実現しており、当社は一次代理店を務めております。

https://www.ranger-systems.co.jp/ranger-blog/?p=180

後者はステラクラフト社のソフトウェアを活用しており、こちらも一次代理店を務めております。

MVNOの至上命題であるMNOとの契約帯域最適化や、独創的なサービスメニューの開発・運用をテーマに、準委任で業務を支援させていただくこともあります。

上記以外にもMVNO関連技術は全般的に扱っておりますので、お困りの際はお気軽に申し付けください。

「何が分からないのか分からない」というような場合も、課題抽出からご支援いたします。

ISP支援

新規にグローバルAS/IPアドレスの割り当てを希望する際の業務を支援しております。JPNICへの申請、Transit/IX事業者の紹介&調整、IRRやPeeringDBへの登録といった事務的な業務から、CPEルータのコンフィグレーションといった技術支援、必要な場合はダークファイバの調達など幅広く対応しております。

DPIを用いた帯域制御も提供しており、昨今ではMVNO同様、コンテンツ単位での制御やイベントトラフィックへの対応を求められるケースが増えてまいりました。

今後は、経験から来るエンジニアの職人的な勘と機械学習を組み合わせたトラフィックマネジメントが求められると考えており、分析技術に注目しております。

通信事業者以外のインフラ

当社は通信事業以外のインフラ構築も行っております。

  • 劇場内ネットワーク(字幕システム、照明)
  • 映像編集会社の基幹ネットワーク など

他にも様々な事例がございますが、中でも上記の2件は少し特殊です。

後者の映像編集会社はフロアを跨いでフルHDや4Kの映像データが社内を駆け巡っており、求められるスイッチングファブリックがちょっとしたISP並みのものでした。各フロアに大容量のスイッチを配置するためコストが莫大なものになる可能性がありましたが、従来の階層化されたアクセスネットワークではなく、Leaf&Spine型の構成を採用することでコストを圧縮し、情シスの運用負荷軽減を実現しました。

最後に

今回は事業についてご紹介しましたが、「わくわく」を広げるには事業外の取り組みも重要です。

組織の枠を超えて協力しあう文化が根付いており、コミュニティ活動が盛んなことが通信業界の大きな魅力の1つです。友人の友人が友人。ということが多いことから、狭い業界と言われることもありますが、その中で一人一人がお客様やパートナーと信頼関係を築き、輪を広げることが「わくわく」に繋がると考えております。

今後はより一層、「わくわく」を拡大することで業界の発展に貢献し、事業の更なる成長を目指します。