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【社員インタビュー】プロダクトエンジニア 土屋 優

今回は当社の若手プロダクトエンジニアの土屋さんにインタビューを行いました。
土屋さんはネットワーク技術の経験ゼロで入社し、営業にも挑戦するエンジニアです。

エンジニア未経験からのスタート

– まずは社歴、担当業務などプロフィールを教えてください。

2017年11月にレンジャーシステムズに入社し、エンジニアとしてのキャリアをスタートしました。
その後1年半の出向を経て本社に戻り、営業も経験し今年の初めから再びエンジニアに従事しています。

– 前職は何をされていたのですか?

前職はシステムエンジニアリングサービスの会社に所属し、運用保守の派遣や、基地局を設置する敷地所有者に対しての法定点検のアポ取りの電話、某コンビニのWi-Fi APを取り換える作業などをひたすらやっていましたね。
この期間中にレンジャーシステムズと関わる機会がありました。
前職はネットワーク関連の業務ではありましたが、エンジニア要素は少なく、作業や調整業務が大半でした。

– 入社までの経緯を教えてください。

前職の運用保守業務に1年ほど従事していましたが、日勤・夜勤で生活リズムが崩れ、体力的に限界を感じていました。自分はITに不向きではないかと考えていた時に、レンジャーシステムズの知り合いに相談したところ、誘ってもらったのがきっかけです。
その後、実は入社が決まるまでに半年を要しましたが(笑)


理由は、社長面談で「ネットワーク技術も経験もない」ことから採用は難しいと不採用となったためです。当時のレンジャーは、エンジニア経験者しか採用していなかったんです。
でも、何とかしてレンジャーシステムズで働きかったため、「1か月でCCNA認定を取得したら入社させてほしい」という条件を自分から会社に申し出て、会社はこの条件を受け入れてくれました。
その後、前職を辞めてレンジャーシステムズでフルタイムのバイトとして働きながら3週間くらいでCCNAを取得し、無事に入社しました。この1か月はほぼ寝てなかったですね(笑)

– レンジャーのどこに魅力を感じましたか?

大きなプロジェクトが始まると皆でお祭りのように盛り上がり、何が何でもやり遂げるぞ!という感じで仕事をしていて、それが外から見ていてすごく楽しそうに見えました。
仕事に対して皆モチベーションが高く、熱心に議論し、トラブル時は皆で知恵を絞りだして解決していくという姿が印象的でしたね。


ITに向いていないかもと思う時期もありましたが、レンジャーに声をかけてもらった時にこれはチャンスだなと思い、エンジニアを目指してみようと思いました。
エンジニアをするなら技術の深い部分に関わりたいという気持ちもあり、ここだったら自分が目指すエンジニアに近づけると思いました。

エンジニアと営業、両方への挑戦

– 入社後はどのような業務に従事しましたか?

未経験な自分でも業務を進められるのか不安でしたが、当時在籍していたネットワークエンジニアの師匠の下でエンジニアの基礎を全て教えてもらいました。師匠がいなかったら、折れていたかもしれないですね。
基礎を学んだ後は某キャリアの渉外部に出向しましたが、渉外部での業務はエンジニア知識は必要ではあるもののネットワーク構築には関われず。エンジニアとして頑張りたいこともあり、会社に相談したところ本社に戻ることになりました。

ただ本社に戻ったと途端、5G事業の営業をやってみないかと声がかかりました。
期待されているのかな、ということと、今後のキャリアパスにおいてまずはなんでもやってみようという気持ちがあったので、営業にも挑戦しようと決心しました。

– エンジニアから営業に変更となりましたが、営業はどうでしたか?

営業としてのお客様訪問のデビュー戦はトラブル発生後の訪問でした(苦笑)
5Gという新しい分野で当時日本での取り扱いがなく、お客様も「こういうこともあるよね」と理解してくれた部分もあり、色々と学べた良い経験です。


営業はお客様の課題を洗い出して整理することから始まり、最適なソリューション提案をしますが、お客様の課題をうまく引き出すことが難しく苦戦しました。さらに提案する上で技術の知識も必要なので、5Gの勉強もしなくてはいけなく大変でしたね。
そして事務面でも大変でした(笑) 当時は見積もりの作り方も分からない状態でしたが、自分で原価シートのフォーマット化を進めました。

もっとエンジニアスキルを磨きたい

– その後、エンジニアに戻った理由を教えてください。

約1年半はほぼ営業専任でやっていましたが技術への未練はずっとありました。
お金の事が分かる技術になりたいと思っていたところ、タイミングよく営業の話があったので営業にも挑戦しましたが、向いていなかったですね(苦笑)


今後のレンジャーの方針や自分が今後どれくらいのことができるのかなと考えた結果、もうちょっと技術メインで技術の幅を広げたいなという気持ちが強く、技術メインで稼働できるようにしました。
今はネットワークをメインで担当していますが、今後はサーバ、アプリケーションとレイヤを上げていきたいと思っています。

– エンジニアに戻ってみてどうですか?

やっぱり楽しいですね、わくわくします。


何が楽しいかを説明するのは難しいですが、営業でも技術でも、お客様が喜んでくれたら嬉しいです。
今の目標は自分で設計〜構築までをきちんとやりたいですね。運用は誰かにお願いしたいですけど(笑)

言葉の真意を引き出す

– 技術の難しいところ、営業の難しいところを教えてください。

技術で難しいのはお客様の要望をどれだけ技術的に実現できるかという部分ですね。


営業で難しいのはその一つ手前の段階で、お客様の「これがやりたい」に対してその言葉の真意を理解する部分ですね。
なぜやりたいのか、本当に実現したいものは何か。お客様自身がうまく言語化できていないところをどれだけコミュニケーションをとって聞き出せるか、というのがかなり難しいなと感じました。
本当に欲しいものは何か深堀して考えるようにしようとしたのは、営業として学んだ点ですね。

– 技術、営業とそれぞれ経験されていると思いますが、印象に残っている案件などありますか?

某事業者様の事業移管の案件は印象に残っています。
キャリアに接続しているスイッチのルーティングを書き換えるという作業でした。


自分にとっては初めての大きな実案件で、データセンタにこもりっきりになって作業しました。
当時この事業者様には30万人ほどエンドユーザがいたのですが、「このケーブルに30万人の通信が。。。」と考えると震えましたね(笑)
自分がちょっとコマンド間違えたら、ケーブルが抜けてしまったら30万人の人に影響がでる、と改めて通信サービスの重みを実感しました。

言葉の真意を引き出す


– 仕事をする上で大切にしている事はありますか?

師匠の受け売りになりますが、「常に自分の価値を高めること」を心がけています。
他にも大事にしていることが3つあり、例えば社内である案件があった時に、その仕事・技術は
(1)社内的に需要があるのか
(2)社外的に需要があるのか
(3)自分がやりたい事なのか
この3つを基準に考え、このうち2つ以上当てはまるならその仕事は受けた方が良いというアドバイスをいただいたことがありました。何を学んで自分の財産、キャリアにしていくかを考えるようにしています。

– エンジニアのロールモデルはいますか?

やっぱりエンジニアの目標は師匠ですね。新しい技術に対して、好奇心から始まり積極的に挑戦している姿に刺激を受けました。当時教えてくれていた時もいつも楽しそうに語っていて、それで自分も技術が好きになりました。

– 今後挑戦してみたいことがあれば教えてください。

サーバ全般、Linuxですね。VMを立ててみたり、Webサーバを構築してみたりしているのですが、自分がやったことない技術に時間を使って試していけるのは楽しいですね。

「何かをやってみたい」という人にも寛容だし、「失敗」にも寛容


– コロナ以降本格的にテレワークになりましたが、新しい働き方はどうですか?

テレワークに今は慣れましたが、始まった当時、実は否定派でした。
営業を始めた時期でもあり人に聞きたい事が多かったのですが、チャットによる質問のために要点整理したり、聞きたいことがうまく伝わらず時間がかかる、というのがストレスでした。電話は最終手段ですね。


私は家より会社の方が集中できるタイプなのと、人とコミュニケーションがとれるとリフレッシュできたり、このちょっとした会話から技術的なヒントがあったりするので出社率高めです。
営業的にはオンラインで商談が許容されるようになったのは良い点だと思います。

– 土屋さんからみてレンジャーはどのように変化していますか?

良くも悪くも色々整理されてきていますね。昔のお祭りだー!という雰囲気も好きでしたが、色々整理されて落ち着いてきちんとやっていきましょう、というのも良いですね。


あと昔からですが何かをやってみたいという人に寛容だし、失敗にも寛容というのは良いところですね。
技術的な目線ですけど、技術的なことを皆わくわくキラキラした目で話していける会社が良いですね。

トライアンドエラーで日々勉強

– これから技術者を目指す人、スキルアップを目指す人へアドバイスをお願いします。

現在サーバの勉強は基本的にトライアンドエラーでひたすら繰り返しています。
自分でやってみる→分からないことや失敗がある→本やウェブで探す→もう一度やってみる。
これを続けることで、一歩ずつ成長できると思います。ゲームみたいな感覚ですね。


これからの人へは、まずは気軽にやってみることをおすすめします。
やってみて意外とできるなというものもあれば、好きじゃなかったなと分かるものもあるので、まずはやってみて、取捨選択をしていけばよいと思います。