レンジャーシステムズでは今期より部門を超えた5~6人のメンバーで小グループを結成し、様々な活動を行ってまいりました。
今回はそのグループ活動についてご紹介したいと思います!
グループ活動の目的
そもそもなぜこのようなグループ活動を実施するに至ったか。
それはビジョン体現に向けての足場を強化するために小規模なグループでの活動が適していると判断されたためです。
もともと当社はフラットな組織が特徴で、上司・部下という関係性がよい意味で希薄です。
その反面、以下のような疑問というのが結構ありました。
- 会社や業務のことでの相談事や心配事は誰にしたらよいの?
- 会社の課題を発見したけどどこに議題を持っていけばよいの?
- レンジャー会で問題提起する前に相談したいが誰にしたらよいの?
また、メンバー交流については小さいながら部門間での隔たりは少なからずあり、リモートワーク定着後はより自分の業務範囲での交流しかなくなるなど、コミュニケーションのとりにくさもありました。
これらを踏まえ、小グループを形成することで意見集約のしやすさ、コミュニケーションの活性化を期待し、グループ活動を通して相互理解を深め、信頼を高めてお互いの成長を目指すことを目的とし、グループ活動が作られました。
グループ活動はいったい何をしているのか?
各グループでは独自の目標・目的・ルールを設定して活動を行います。
基本的な活動としては以下の3つとなります。
- グループミーティング(最低月1回必須。メンバー全員参加)
- 委員会活動
- グループイベント
月に1度メンバー全員必須参加のミーティングを行っています。
各グループ独自のルールに従い、オンラインでミーティングを行うグループもあれば、オフライン必須のグループもあります。
ミーティングは主に「自己開示と気づき」にフォーカスをおいて進められます。
自己開示(振り返り)は以下の形で行っております。
一人ひとり過去1か月以内にあった、よかった体験または嫌な体験を共有
↓
共有された体験からどんな「気づき」があったかを各メンバーが発表
↓
そのメンバーの発表からも「気づき」を得て、その中で深堀したい人はコーチングを受けて体験・気づきの深堀をする
ただレンジャーではコーチングができる人もおらず、見様見真似で実施していたのは事実です。
メンバーの中にはコーチングを受けてみたけど、新しい気づきにはつながらなかったという意見もありました。
そこで、2023年4月に開催したコーチング研修をきっかけに自己開示(振り返り)方法を変更。
一人ひとり体験を共有し、その内容についてメンバー全員で深堀できるような質問をすることで、
発表者は共有した体験をその場で少し考えられるようになりました。
各グループには委員会が割り振られています。
委員会活動については別の機会に詳細をお伝えできればと思いますが、
通常業務で関わらないメンバーでも、委員会活動を通して「一緒に何かを達成した」という仲間意識も高められます。
基本的に年に1~2回、グループメンバー内でイベントを企画・実施します。
グループによっては1泊2日の旅行に出かけたり、体験会に出かけたりと内容は様々です。
ただ「なんでも好きにやって良い」ということではなく、学びや成長、気づきを得られるため、という前提があります。
ここで少し実際に実施されたイベントをご紹介します。
キャンプ
焚火を囲んでの自己開示(振返り)によるお互いの新な一面の発見を目的に1泊2日のキャンプを実施。
当日は雨天になってしまったようですが、自然の中、焚火を見つめてリラックスしながらの振り返りは普段より深堀ができたとのこと。
また設営や食事の準備などを通して、普段では見られないメンバーの一面を垣間見ることができた、とみんな大満足だったようです。
VR体験会
あるグループでは最新技術に触れることを目的に、メタバースとは何か、最近のVRで何ができるのか、今後の生活にどう影響していくのかを体験するため、VR体験会に参加。
残念ながらレンジャーでの活かし方は発見できませんでしたが、教育現場や観光分野での活用などVRの可能性を実感したそうです。
グループ活動を行う上で大切なこと
グループ活動を進めるうえで最も重要なことは守秘義務・心理的安全性です。
グループ内での会話は守秘義務に守られており、本当に必要な場合はグループ内での承認または本人の承認のもとに公開されます。
守秘義務違反があった際は違反者については基本的にグループから追放となります。
「追放」と聞くと少しきつく感じられますが、それほどこの守秘義務は重要です。
自己開示(振返り)では負の体験(感情)を話すこともありますし、グループは自分が悩んでいたり課題に感じていることも話せる場である必要があります。
秘密が守られる、というベースがあるからこそ上下関係なく発言でき、自分の胸の内を言える、ということにつながります。
最後に
グループ活動は今期より取り組んでいる新しい活動で、進め方もまだまだ手探りな段階です。
今後もアップデートを重ね、よりみんなにとって学びや成長、信頼を育んでいける場にしていきたいと思います。